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ガソリン価格 暫定税率の影響

「ガソリン、また高くなったな…」

給油のたびに、ため息をついている方も多いのではないでしょうか。ただし、ガソリンスタンドが儲かっているわけではありません。
ガソリン価格が高騰すると、必ず話題にのぼるのが**「暫定税率(ざんていぜいりつ)」**という言葉です。
もし、この「暫定税率」が本当に廃止されたら、ガソリン価格は一体いくら下がるのでしょうか?
その影響を簡潔に考察します。
暫定税率とは、そもそも何?
私たちが給油するガソリンには、1リットルあたり53.8円の「ガソリン税(揮発油税+地方揮発油税)」が課されています。
実はこの税金、二階建てになっています。
 * 本則税率(ほんそくぜいりつ):28.7円
 * 暫定税率(ざんていぜいりつ):25.1円
「暫定」という名前がついていますが、これはかつて道路整備の財源として上乗せされた税金で、長年にわたって延長され続けています。
結論:廃止されれば「約27.6円」安くなる
もし、この「暫定税率(25.1円)」が完全に廃止されたらどうなるか。
結論から言うと、ガソリンスタンドでの販売価格は、1リットルあたり約27.6円安くなると試算できます。
「あれ? 25.1円じゃないの?」と思うかもしれませんが、これには理由があります。
⛽ タックス・オン・タックス(二重課税)
現在のガソリン価格には、
(ガソリン本体価格 + ガソリン税53.8円)
この合計金額に対して、**まるごと消費税(10%)**がかかっています。
つまり、暫定税率の25.1円にも、10%の消費税(約2.5円)が上乗せされているのです。
 * 暫定税率(25.1円)がなくなる
 * それにかかっていた消費税(約2.5円)もなくなる
合計:約27.6円
リッター180円のガソリンなら、約152.4円になる計算です。これは家計にとって非常に大きなインパクトです。
注意点:なぜ簡単に廃止されないのか?
「それなら、すぐに廃止してほしい!」と思いますが、そう単純ではないのが現実です。
最大の理由は「税収」です。
暫定税率による税収は、国にとって年間数兆円規模の莫大な財源となっています。かつては道路特定財源でしたが、今は国の一般財源(用途を問わず使えるお金)になっています。
もしこの税収がなくなれば、その穴埋めをどこかでしなければなりません。
それは、他の税金(例えば消費税や所得税)の引き上げか、あるいは医療・教育・防衛などの公共サービスを削る、という選択につながる可能性があります。
これからどのような議論がされて、どのような結論が出るのか注目です。